この記事の目次
初めての宝塚大劇場遠征の思い出
私は東京に住んでいますので、宝塚大劇場(通称ムラ)の公演を見るには遠征するしかありません…。始めて遠征したのは2014年11月のことです。
2011年春から宝塚を観るようになったので、3年経ってようやくの本拠地への遠征。ちょっと遅いくらいですね。
大好きな緒月遠麻さんが退団されるので「これはムラでも観るしかねぇ!!!」と退団公演を観るため、遠征に踏み切りました。
おさらい
そもそも宝塚歌劇の公演は…
本公演と呼ばれる、宝塚大劇場で約1ヶ月間その後東京宝塚劇場で約1ヶ月間の計2ヶ月間同じ演目を組全員が出演のもと行います。
それ以外の時期は、若手中心のバウホール(宝塚大劇場に併設)公演、全国ツアー公演、宝塚以外の劇場(日本青年館、梅田芸術劇場、赤坂アクトシアター等)で公演(通称別箱)などを行なっており、これらの公演は組のメンバーを2つに分けて行われることが多いです。
演目や劇場の発表と、組のメンバー振り分けの発表は同時ではなく、結構期間が開くので「自分の贔屓はどっちに振り分けになるんだ…」とやきもきしながら遠征を考えたりしております。
東京から宝塚大劇場までの交通手段
この記事では東京から兵庫県にある宝塚大劇場までの交通手段について説明します。
兵庫県近郊に住んでいる方は飛ばしてください!

東京から兵庫へ向かうのには主に以下の選択肢があります。
1.東京駅→新幹線→新大阪駅→電車→宝塚駅
2.羽田空港→飛行機→伊丹空港→電車→宝塚駅
3.羽田空港→飛行機→神戸空港→電車→宝塚駅
この中で私が最も使っているのは3の羽田神戸ラインです。
理由は自宅から羽田が近いからというのと、航空券を早く買えば新幹線より全然安いからなんですね。価格について見ていきましょう。
1.新幹線往復 13,870円×2=27,740円
電車賃ムラと新大阪往復 510円×2=1,020円
合計28,760円
2.飛行機 ANA9,050円+9,650円=18,700円
電車賃ムラと空港往復 430円×2=860円
合計19,560円
※ANAスーパーバリューアーリーを利用
※ 土曜の朝一に出かけて最終で帰ってくる場合
3.飛行機 スカイマーク7,990円+7,990円=15,980円
電車賃ムラと空港往復 620円×2=1,240円
合計17,620円
※スカイマークいま得を利用
※土曜の朝一に出かけて最終で帰ってくる場合
こう並べて見るとよくわかりますが、早売りの飛行機は新幹線比べて往復で10,000円くらい安いですね!
しかし新幹線のメリットは、本数が多いことと発車数分前にホームに行けばすっと乗れる。ということだと思っています。
2020年春の壮麗帝梅田遠征は日曜朝一の飛行機だったからか、ANA伊丹便なのに7,750円という安さにしびれて速攻でチケット取りました。
ほんと価格どうなってんの?超ありがたい。

昔は朝一の飛行機で出かけて2公演見て最終の飛行機で帰ってましたが、最近貸切公演が多くて土曜と日曜各日2公演のうち1公演は必ず貸切だったりするのでなかなかこのスケジュールで遠征できないのがジレンマです。
なので最近はお茶会に合わせて遠征して大人しく宿泊してます。お茶会が終わるのは21時半とかなので日帰りは無理だなと潔く諦められます。
宿泊はだいたい梅田のホテルということが多いです。
ちなみに夜行バスという選択肢もありますが、30代半ばという年齢で翌日出勤するということを考えてあまり積極的には利用してないです…が、遠征で宿泊して翌日1日京都や奈良で遊び倒す!ということを稀にやるので、そういったときには使用しています。3列独立シートでだいたい6,500円くらいですね。
宝塚駅から宝塚大劇場まで
最寄り駅は、宝塚駅(JR・阪急)と、宝塚南口駅(阪急)があります。
JR宝塚駅からですと、駅の改札を抜けて連絡通路を渡り、阪急宝塚駅方面へ向かいます。阪急宝塚駅の改札を出て目の前にあるエスカレーター(階段もある)を下って地上に下り、右を見ると男役と娘役がデュエットダンスを踊る像が!宝塚に来たって感じですね!

その像の手前を左に曲がり、ソリオ宝塚という商業ビルを通って先へ進むと再び外へ出ます。ここから始まるちょっと小高い遊歩道が「花の道」です。
花の道をまっすぐ歩くと徒歩3分くらいで大劇場に着きます。1本道なので迷うことはないかと思います。
宝塚南口駅からですと、改札を出てローソン100のある交差点を渡り、武庫川を渡るルートになります。
よくみなさんが(私も)撮るこのような写真は、武庫川にかかる橋から撮っています。

宝塚南口駅からだと楽屋口の方が近いので、入り待ちをするならこちらがオススメ。
初めての方は宝塚駅から花の道〜というコースが1番安心かと思います。
宝塚大劇についたら…
こちらが正門です。

正門をくぐってすぐ建物の入り口があるので入ります。

入って左手にバウホールの入口がありますが、こちらには行かずにまっすぐ進みます。

レビューショップⅠ,Ⅱ,Ⅲ
左手にレビューショップⅠというお土産屋さんがあります。こちらはお菓子を中心とした品揃えです。
東京の宝塚劇場には置いていないお菓子ばかりなので、つい買ってしまいますね〜。
どれも有名メーカーが作っている商品なので、とってもおいしいです!
レビューショップⅡ,Ⅲはちょっと小さめなお店。
キャラクターとのコラボ商品や、お友達へのお土産にもぴったりなバッグやポーチやハンカチなどのグッズが売られています。
カフェテリア フルール
入口入って目の前にはフルールというカフェテリア形式の飲食店があります。
メニューはサービスエリアにあるようなもの…で通じるかと思います。カレー、麺類、丼ものなど。価格も高くないので公演と公演の合間に私はよくこちらで食事をとります。
そうそう!こちらのオムレツは1つ1つキッチンで作られていてめっちゃ美味しかったので、機会があったらぜひ食べてみてください。
郵便局
何と郵便局もあります。切手やお手紙や文房具が売っているのでその場で手紙を出せます。
手紙とか切手とかいらないよ〜という方でも、お土産として、ベルばらグッズやオリジナルのポストカードなどもおいてありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
私はここでマスキングテープを買った記憶が…。
ステージスタジオ
宝塚のあの演目のあのお衣装を着て写真撮影ができるという夢のようなスタジオです。
舞台メイク付きの予約必須のコースと、メイクなしで予約不要のお気軽に楽しめるコースがあります。
私も体験してきましたので、詳しくはこちらの記事をどうぞ!

チケットカウンター
遠征組の私は利用したことはありませんが、こちらがチケットカウンターです。
当日券の販売や引き換えなどを行なっています。
宝塚友の会で購入したチケットの自動発券機もこちらにありますので、当日発券するチケットがある方はこちらで発券ができます。
ジェラートショップ ボヌール
「ちょっと甘いもの食べたいな…」という気分の時にぴったりのジェラート屋さん。
入口にある紙で、食べたいメニューをチェックして店員に渡します。

スミレのアイスが宝塚らしくてオススメです。

武庫川が見下ろせるテラス
先ほどのジェラート屋さんの向かいは大きな窓とドアになっていてそちらから外に出れます。
天気の良い日はこちらでお弁当を食べたりジェラートを食べたりするとのんびりとした気分になれます。
ただ、夏は日差しが直に注ぐのでとても暑いし冬は言うまでもなく寒いので使える時期は限られていますが…。
レストランフェリエ、和食くすのき
宝塚大劇場には、洋食レストランのフェリエと、和食レストランのくすのきがあります。

公演にちなんだメニューがあるので、結構楽しい。
営業時間は、11:00〜その日の最後の公演の幕間までとなっているので、注意してください。30分間という幕間(当日の予約が必要)で食事をとるよりは、2回公演がある日に早めにきてこちらで食事を取って観劇、もしくはその逆で観劇してから食事というながれがスムーズかと思います。
改札から劇場へ入ります
開演時間の1時間前になると改札が開きますのでチケットを見せて中へ入ります。

目の前に大きな階段がどーんと広がっていて圧巻です!
東京宝塚劇場よりも大きい!広い!
インフォメーションカウンター
入口入ってすぐ左にはインフォメーションカウンターがあります。
オペラグラスのレンタルはこちらでどうぞ!
喫茶・軽食 ラウンジ
階段をのぼらずに、脇を通ってそのまま奥へ進むと軽食・喫茶ラウンジがあります。
ちょっと食べたい時にありがたい軽食や、ドランク、アルコールなどを販売しています。付近にテーブルがあるのでその場で食べたり飲んだりできますよ。
そして、東京の劇場のようなパンチのきいた名前ではありませんが、公演デザートもあります。
ちなみに、この喫茶・ラウンジの左手奥に「宝塚のトイレって感じ!」のきらびやかなトイレがありますのでよかったら行ってみてください。他のトイレは普通なのですが、ここだけは気合の入りかたが違います。
2階 1階席の客席
2階は1階席の客席があるフロアになっています。
先ほどの階段の右側およびエスカレーターを上がったところに売店があり、お菓子やおにぎり、飲み物などが販売されています。
先ほどの階段の左側を上ると特設のドリンク販売コーナーがあり、公演にちなんだノンアルコールドリンクとカクテル(場合によってはシャンパンなど)を販売しています。

私は酒好きなので幕間でトイレに行った後はここで飲んでることが多いです。これが結構毎回美味しいのです…!
3階 2階席の客席
3階は2階席の客席になっています。
自動販売機があるくらいで、他には特に何もありません。ソファがあるので、客席が開くまではこちらで座って待っこともできます。
客席
自分の座席に近い入り口から入りましょう。

さあ!幕があきます。
スマホの電源は切りましたか?
1幕終了 幕間はまずトイレに行こう
1幕いかがでしたでしょうか?
お芝居とショーの2本立て公演の場合、ここでお芝居が終わります。余韻に浸りましょう。
1本ものの場合は、後半の展開が気になりますね!
「あの役をやっていた人はなんて名前なの?」となったときに便利なのが、パンフレットです。是非幕間にチェックしてみてください。

女性客が多いので、女子トイレはたくさんありますが、当然長蛇の列です。
諦めて並びましょう。改札外にあるトイレが比較的空いているので、チケットを持って改札を出るのも手だと思います。
改札外 女子トイレの場所
レストランフェリエ入口手前
チケットカウンターの奥
郵便局とレビューショップⅡの間
レビューショップⅡとⅠの間
改札外 男子トイレの場所
レストランフェリエ入口手前
チケットカウンターの奥
レビューショップⅡとⅠの間
公演が終わったら
夢見心地ですね…
是非お帰りの際は、劇場1階にあるグッズ売り場キャトルレーヴにお立ち寄りください。
東京のお店よりもちょっと広いので、ゆったりと見ることができます。
キャトルレーヴ
劇場の中から行く場合、改札の左手にバーン!とグッズを飾った窓があるのでとてもわかりやすいかと思います。

外から行く場合は、この紫色の看板を目印にしてください。

舞台写真、ポストカード、お菓子、トップスターグッズ、関連本、CD、DVDなどなんでもございます。
公演日程の最後の方ですとその公演のCDやDVDが売っているので家でもみれるのでいいですね。
宝塚歌劇の殿堂
改札の左側にあるエレベーターに乗って2階へ〜。宝塚歌劇の殿堂というちょっとした博物館的なものがあります。
入場料500円(友の会会員は250円)かかりますが、展示内容はとても充実しているので、お時間がありましたらぜひ行っていただきたい場所でもあります。
開館時間は公演回数によって異なり、以下のようになっています。
1回公演時 10:00~17:00
2回公演時 9:30~17:00
入ってすぐは殿堂ゾーン。撮影禁止なので写真はありません。
宝塚歌劇105年(2019年時点)の歴史に残る生徒さんや演出家の先生などの功績とゆかりの品々の展示があります。ここをじっくりみていくだけでも結構時間かかるな…という充実っぷり。
上に上がりますと、企画展ゾーンと現代の宝塚ゾーンがあります。
企画展はそれぞれですが、先日私が訪れた際には「エリザベート」をやってました。
現代の宝塚ゾーンでは、最近の公演から衣装とそのデザイン画や小道具の展示があります。


場合によっては一緒に写真が撮れるスポットとして劇中で使われていた机と椅子などがあったりします。
あとは、シャンシャンを持って撮影ができるという楽しいコーナーもあります。係の人が常にいるので、1人で行ってもシャッターを押してもらえて安心です。
大丈夫!恥ずかしくない!私は一人でもめっちゃ笑顔でやった!

ぜひ一度生でご観劇ください
以上で、兵庫県にある宝塚大劇場についてのご案内記事はおしまいです!
東京宝塚劇場についての記事がまだの方は、こちらもぜひ読んでみてくださいね。
